久保 健二KUBO KENJI
1975年生。中学、高校、大学、実業団と23年間の陸上ライフで学んだことを活かしながら、現在ランニングクラブ「ランニング・デポ」のヘッドコーチとして活動している。走る楽しさや走る価値を伝えるとや、コミュニュケーションの場を創造すること、社会貢献を考えながら活動することにも力を入れている。
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テ―パリングってご存知ですか?
12 10/19
こんにちは。
ランニング・デポの久保です!
みなさま、テ―パリングという言葉をご存知でしょうか?
疲労回復を図るために、トレーニングの負荷を減らすコンディショニング方法です。
レース前などは、トレーニングをたくさん積んで体力の向上を図るよりも、
トレーニングの負荷を減らして疲労回復を図る方が力を発揮する上では
有効であると言われています。
いくら練習を頑張って走力が増しても、
疲労が蓄積したままだと本来の力を発揮できませんよね!
ランナーが貧血に陥りやすいのも、普段より強い負荷をかければ
当然着地の衝撃が増し、赤血球が破壊されるからです。
赤血球とは、血液中で酸素を運搬する役目をもちますから、
これが減少するとすぐに息切れしたり、疲れやすい原因にもなってきます(><)
この破壊が抑えられれば、赤血球の数が増えて酸素を運びやすくなりますよね。
イコール、貧血状態のときはトレーニングの負荷を減らし
回復を図ることが大事です!
さらに激しいトレーニングをすると、
筋肉が硬くなり動き自体も悪くなります。
そんなときも、テ―パリング!
硬くなった筋肉を和らげ、動きを改善し筋力を高めてくれます(^^)
また、「疲労」・「抑うつ」・「怒り」・「混乱」といった心理的な辛さが軽減し、
「活気」が出てくるという効果も報告されています p(^0^)q
気持ちが落ちているときこそトレーニングを抑えて、
走りたいと思えるまで回復させましょう。
それでは、どのくらいの強度でトレーニングすれば疲労がとれるのか・・・
様々な研究から、テ―パリング開始前の疲労度に応じ、
2週間~4週間かけてトレーニングの量(走行距離)を
通常の30%~50%くらいまで
減らすことが効果的だとされています。
「ランニングテラシ―より」
テ―パリングは、全くトレーニングをしないということではありません。
体力と低下させないようやり過ぎに注意しながら
疲労回復を図っていきましょう!
kenji☆kubo