ヨミモノ!
編集長が見た「箱根駅伝予選会」

編集長が見た「箱根駅伝予選会」

「ジョッグ!」編集長 小林 渉が初めて見た箱根駅伝の予選会。
箱根駅伝の熱い戦いは、予選会から始まっていた。

text&photo : 小林 渉

12 11/05 UP

編集長が見た「箱根駅伝予選会」

小林渉

PROFILE
株式会社クロスブレイス代表。実業団選手として駅伝等で活躍後、同社を立ち上げる。陸上選手のマネジメント業務をはじめ、エチオピア選手の日本での活動のマネジメント業務やランニング大会の企画運営、企業のPR業務、商品開発、スポーツ用品の販売代理など幅広く手がける。

箱根駅伝の予選会に行ってきました。

10月20日、秋めいた香りが漂う気候の中、立川の昭和記念公園で、箱根駅伝の予選会が行われた。

私ごとだが、大学・実業団時代含め、長い事競技をやってきたが、箱根駅伝の予選会に行ったのは今回が初めてだった。
それは、母校の中央大学がシード権を取り続けてくれているということにあるのだが・・・。

初めて現場に行ってみて、私たちの時代のときとは全く違う世界なことに驚きを隠せなかった。
なんと言っても観客の多さにである。
「本戦ではなく、予選ですよ?間違っていません?」ってみんなに聞きたくなるぐらいの多さだった。(※写真参照)

だが、ある意味、各大学にしてみたら箱根駅伝に出場するのと、しないのとでは、天と地ほどの差がある訳だ。
そのため、近年各大学が箱根駅伝に力を入れてきているので、どの大学も力が均衡してきていて、予選会から本戦に行った学校がシード権を取ることもある。

逆にシード権を逃して、予選会に周り本戦出場すら逃す大学もある。
それがみなさんがご存知のような名門校でさえ、本戦出場を逃すことになっている今の箱根駅伝事情は、
確かに予選から見応えあるものになっているし、緊張感が半端じゃないという印象を受けた。
そして、今年もそんな大学が・・・41年連続出場を伝統校の東海大学だ。
エース村澤選手の欠場もあったが、まさかの結果に関係者も声を失っていた。

しかも今年から、高校駅伝で優勝に導いた佐久長聖高校監督の両角さんが就任したので、強くなる期待をしていただけにまさかの結果である。

とにかく、箱根駅伝の熱い戦いは、予選会から始まっていると痛感した日だった。

本戦が楽しみだ!

※補足
昨年本戦不出場 → 今回本戦出場校 (日本大学、大東文化大学、法政大学)

昨年本戦出場 → 今回予選敗退 (東海大学、拓殖大学、国士舘大学)