
むしろフルマラソンより、
そんなに恥ずかしくないタイムで走ることができます。
text : ありとみ
12 08/07 UP
こんにちは。
RUN + TRAIL(ラン・プラス・トレイル)というトレイルラン専門誌の編集長をやっていますありとみと申します。
このサイトを見ている人の多くがランニングをしている人、あるいはランニングに興味がある人ですよね? フルマラソンの目標を追いかけていたとしても、山を走るトレイルランはハード過ぎてちょっと……と敬遠している人もいるんじゃないでしょうか?
確かにトップレベルは超人に思えてしまいますが、フルマラソンが走れる走力があって、
50km未満のレースに参加するだけなら、むしろフルマラソンより追い込まずに、そんなに恥ずかしくないタイムで走ることができます。基本、一般レベルなら登りは歩きですから。山を歩くトレッキングの延長線で下りだけ走るというイメージです。
だいたいフルマラソンが一般化するにつれ、ランニングをやってない相手でもタイムを聞かれて、「5時間くらい……かな」なんて答えると、「みんな4時間切りを目標にしているんでしょ」なんて返されたりして、完走自体があんまり自慢にならなかったりします。
そこにいくと、トレイルランレースだと山を走る=過酷のイメージで押せますし(誰に?)、タイムも距離だけじゃなく高低差でイベントごとにそれぞれですし、あまり気になりません。タイムを自慢しようにもわかってもらえないという問題もありますが……。
自慢できるか、できないかはともかくとして、慣れてくると、山道を駈け下る爽快感は格別ですし、登山道の起点の周辺には温泉も多く、ランニングと旅の楽しみの組み合わせが大きく広がっています。
登り下りが激しい分、かなり筋力アップにつながるのもメリットです。ロードでペースを抑えて走っているとあんまり筋力はつかないんですよね。ロードにも効果はタイムとなって現れます。
と、トレイルランの押し売りをしたところで、もし少しでもトレイルランに興味を持たれたら8月22日発売のRUN + TRAIL Vol.2を本屋さんでご覧ください。
特集はトレイルランレースの始め方とトレイルラン+旅の楽しみ方提案の2本立てです。
目下、制作中ですので“ジョッグ!”さんのお許しが得られたら、発売日ころに再び内容を紹介させて頂きます。