ヨミモノ!
編集長が見た「ロンドン五輪体験記」vol.1

編集長が見た「ロンドン五輪体験記」vol.1

「ジョッグ!」編集長 小林 渉が体験してきた、
日本代表選手団としてのロンドンオリンピック。

text&photo : 小林 渉

12 08/27 UP

編集長が見た「ロンドン五輪体験記」vol.1

小林渉

PROFILE
株式会社クロスブレイス代表。実業団選手として駅伝等で活躍後、同社を立ち上げる。陸上選手のマネジメント業務をはじめ、エチオピア選手の日本での活動のマネジメント業務やランニング大会の企画運営、企業のPR業務、商品開発、スポーツ用品の販売代理など幅広く手がける。

はじめまして。「ジョッグ!」編集長 小林 渉です。
この度、私、陸上競技の日本代表選手団(男子マラソンコーチ)として、ロンドンオリンピックに行ってきました。その際、私が見た、ロンドンオリンピックを体験記として少しだけお伝え出来たらと思います。
全5回、是非、お付き合いください。

では、堅い挨拶はこのくらいにして、まずは、オリンピックの度に話題になる選手村の情報から。

204カ国 11,000人が参加したロンドンオリンピック、当然、全選手が選手村に宿泊し何日か生活するわけだが、選手以外にも、各国の役員・コーチなどがいるので、この”村”には一遍に何人が宿泊出来るのだろう?と改めて思った。

ただやはりオリンピックというだけあって、選手村の規模の大きさももちろんのこと、セキュリティー面、食堂の広さ、様々な人種との触れ合いなど、選手村にいることでまずは世界のオリンピックを感じることが出来る。

冒頭の一遍に何人宿泊出来るのか?の正確な答えは分からないが、確実にスタッフ・選手合わせた人数全員は入りきらない。となるとどうしてるのか?

まー、簡単な話で、競技日程の関係で、終了した競技のスタッフはこれから行う競技のスタッフに部屋を空ける。また、終わって帰国する選手も出てくるので、そのあたりをうまく調整して宿泊しているわけだ。

日本選手が宿泊している棟の1室からの眺め

選手村に宿泊するのも意外に大変だが、選手村に入ることだけでも数が決まっている。入るにあたり、IDが必要になるが、そのID発行数が決まっているのか、競技によって発行される競技と発行されない競技がある。もちろん、選手は当然IDは発行されるので、この話はスタッフ・コーチの話だ。

これがないと選手村に入れない。逆にこれがあれば、スタジアム観戦やご飯も無料

正直もっと素晴らしい指導者はたくさんいて、私が選手村に入るなんてことは本来おこがましいのだが、例えば、私は今回、マラソン代表の藤原新の専任コーチという立場で参加させて頂いたが、10000mの選手の監督コーチは選手村に入れない。よって選手とは選手村の外でしか会えない。これは僕も今回初めて参加して、そんな納得いくんだかいかないんだかな話があるんだと知った。監督コーチが選手村に入れないなんて、う~ん・・・という感じではある。要は、マラソンや競歩など、過去も含め、成績が良かった競技、また好成績が望める競技のコーチからIDが発行されているというわけだ。

あとは、部屋のベッドがかなり小さい。重量計の競技の鍛え上げられた選手なんかはどう考えても寝返りうったら落ちるんじゃ?という大きさだ。ただそこはご安心をで、付け足しベッドがきちんと用意されていた・・・だが、すみません、編集長、写真を撮り忘れたのであった。

部屋からみんな各国の国旗を垂らしているので、どこの国が宿泊しているか分かる。ちなみに、韓国の旗が世界中でも1番大きかったような。これも写真なし。。

編集長が見た「ロンドン五輪体験記」

  1. Vol.1
  2. Vol.2
  3. Vol.3
  4. Vol.4
  5. 最終章