徳本 一善TOKUMOTO KAZUYOSHI
広島県の美鈴が丘中学校から陸上を始め、中学3年生で全国大会に出場。
法政大学時代は箱根駅伝で2年時に1区区間賞、3年時には2区のラストスパートで駒澤大学の選手を振り切りトップで中継するなど活躍。
また、自身の代名詞といえるサングラスに派手な茶髪スタイルは、朴訥系の多い長距離界では特異なキャラクターとしてマスメディアが大きく取り上げ、「ビジュアル系ランナー」、「爆走王」などとして注目を浴びる。
現在はモンテローザに所属し現役ランナーを続行する一方、駿河台大学駅伝部監督に就任、指導者として新たなスタートを切った。
また、2012年からニューバランスとアドバイザリー契約を締結。
選手としてまた指導者として活躍が期待されるランナー。
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努力の向こう側
16 05/03
今日ここまで入学してから走る事に情熱を注いだ選手が関東インカレの標準記録突破に挑戦し、見事に散った
最後のチャンス
走らせてやりたかった
ここまで良く努力したと思う
自己ベストは確実に更新している
自分の限界を超えてきてるんだ
それでも叶わなかった
「努力すれば夢は叶う」
そんなものは幻だ
オリンピックに後0.8秒でいけなかった選手が言うんだ間違いない
でもな必死に努力してる姿を見てたからこそ言ってやれる言葉がある
「お前の力が足りなかった」
「お前の努力が足りなかった」
「お前の運がなかった」
でもまだチャンスはある
夢は叶うか叶わないかなんて分からねー
自分が描く未来に挑戦するかしないかだけだ
人生はこの経験によって作られる
教え子に幸あれ
弱いなら
16 05/02
弱いやつは弱いなりにやる事あんだよ
弱いチームも弱いなりにやる事あんだよ
弱いチームの監督だから良く知ってる
昔は試合で穴の方走ってるぐらい弱くて悔しくて休み返上して強くなったからよ良くわかんだよ
強いやつは1やりゃすぐ出来んだろうけどよ
弱いやつは1000やんなきゃならねーのかもしれねー
それで強いやつに追いつくならやるしかねーと思わねーか?
俺は弱いチームの監督だ
だから帰省なんてうちのチームは365日の1週間しかない
この一週間は中学、高校の先生や親、自分と関わった人たちに感謝の気持ちを伝える時間
それだけだ
うちの選手は初めは文句言ってたけど言わなくなった
それは弱いということを理解したからだと思う
選手に休みが無いという事は俺自身にも休みがねー
それが弱いチームの監督の仕事だし、職業だ
かれこれ家族旅行なんていってない
子供の運動会すらいかねー父親です
俺はこのチームにかけてる
強いやつが休んでる時に俺たちは努力を積み重ねるんだ
勝てるかどうかじゃ無くて勝つ事を諦めない事が大事なんだ
奇跡を起こせるとしたらこの気持ちで挑戦する事だと思う