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小谷 祐子Kotani Yuko

  • ご職業

    フリーランスライター

  • ランニング歴

    4年4カ月
  • 自己記録

    フルマラソン:4時間1分46秒

  • お気に入りのコース

    埼玉スタジアム周辺

  • 今までの大会出場経験

    さいたまシティマラソン
    東京ベイ浦安シティマラソン
    つくばマラソン
    かすみがうらマラソン
    湘南国際マラソン
    磐梯高原猪苗代湖マラソン
    戸田彩湖ウルトラマラソン

学生時代にトライアスロンをやっていたのが、別人としか思えない日々が悲しくなり、2008年さいたまシティマラソンで大会再デビュー。2010年、ウルトラマラソンは97kmでタイムオーバー。その後走れない日々が続きましたが、2012年湘南国際マラソンで3年ぶりのフルマラソン完走。ゴールすることの素晴らしさ実感中です。ベースボールマガジン社の『クリール』や、フリーペーパー『STEP』、「千葉真子BEST SMILEランニングクラブ」の会員向けメールマガジンの執筆などさせていただいています。毎月、首都圏を中心に大会取材に出かけています。ランナーの生の声を集めながら、情報発信していきたいと思います。

福岡国際マラソン!

12 12/03

昨日12月2日(日)福岡国際マラソンが開催されましたね!
テレビの前で観戦された方も多かったのではないでしょうか? 
私は日中出かけていたのでリアルタイムでは見れず、でも、録画をセットして結果を知らないで見たのですが、、、

いやあ〜! エキサイティングなレースでした!
結果は今朝の新聞にもある通り〜

日本人トップは、旭化成の堀端宏行選手!
189センチの大柄な体、最後はホントキツそうな表情でしたが、素晴らしかったですね〜!

宗猛監督から記録を意識しすぎないようにとのことで、あえて時計をしないで走ったとか。
来年の世界選手権代表自動内定条件「2時間7分59秒」には、わずか25秒及ばない、2時間8分24秒でしたが、
レース途中から自然に前に出て、そのまま顔を歪め、体をゆがめながらも前へ前へ進む姿、
ガッツにあふれていて、いや〜素敵でした!!!

高校時代は無名だったそうですが、長身を見込んで、宗猛監督が目をかけて育てたという堀端選手。
宗猛監督といえば、、、私の年代(アラフォーです!)にはおなじみの宗茂、猛の双子ランナー!
80年代の日本男子マラソン界を引っ張って来た存在ですよね〜

「福岡は昔、世界一を決める大会だった。今でも日本一を決める大会であって欲しい」
と前日の新聞にもあり、今回も「7分台で入って欲しかった」と厳しい言葉を並べていましたが、
現日本最高記録保持者の高岡寿成さんと同じ長身、26歳の堀端選手、応援したいです!

その堀端選手についで日本人2位に入ったのは、、

ロンドン五輪代表の藤原新選手。
五輪後4カ月、調整期間わずか1カ月半という急ごしらえ、さらに、途中足がつりながらも、10分を切りフィニッシュ。
ううう〜〜ロンドン五輪でこそ結果を出して欲しかった〜という思いは拭えませんが、
さすがプロ、さすが31歳、経験値の高さを感じました。

解説の瀬古利彦さんが「このレベルの選手ですから、五輪後どんなレースに出てどんな走りを見せるのかは大切ですね」と
いうようなニュアンスのことを語ってましたが、
プロらしい走りを見せることができたのではないでしょうか。

で!!!
個人的に俄然注目していたのは、川内優輝選手ですよ!!!

川内君〜〜〜馴れ馴れしく「君」呼ばわりですが、
どんなレースでも「埼玉県庁」のロゴ入りユニフォーム、給水ボトルは埼玉県のゆるキャラコバトン、
埼玉県民としては応援せずにはいられません。

今年は取材に行ったレース、かすみがうらマラソン、ちばアクアラインマラソンで彼の優勝見ましたし〜!!


かすみがうらマラソン〜月桂冠で笑顔!



10月とは思えない暑さだったちばアクアラインマラソン〜〜ゴール後は救護室へ直行でした、、、

レースが練習で、いつでも全力な川内君、走りを見るだけで胸が熱くなり、ワクワクしてきます。

昨年は日本人トップながらも全体の3位に沈み、ロンドン五輪を逃した福岡国際マラソン〜
今年は「ペースランナーが抜ける30キロまでついていきたい」とのことでしたが、
28キロ過ぎから苦しそうな表情〜遅れてしまい〜〜
中継車にも映らなくなってしまいましたが、、、最後は追い上げ6位!

本人は記録も順位も全くもって納得していないと思いますし、
練習についての課題が見えたようことおっしゃってますが、
彼の走りっぷりは、マラソンを走る人はもちろん、そうでない人にも、一生懸命さが伝わり、
なんだろう、応援したくなりませんか?

男子マラソン〜〜
今回、2時間6分58秒で優勝したケニアのギタウ選手。

すばらしいフォーム!!
こちらのラップを見ると、、、
日本人選手を始め、ほとんどの選手が30km以降の5キロのラップが落ちているのに、
ギタウ選手は
それまで15分台だったのが、
30〜35キロは、​1​4​:​5​4、
35〜40キロは、1​4​:​4​1​と、あがっているんですよ!!

こんな走り方、見習いたいですね〜〜

「ケニア代表になるには6分台では話にならない。4分、5分台で走らないと」とギタウ選手語っているように、
記録的には世界との差はまだまだあるのですが、
堀端選手や、今回日本人3位と検討した黒木文太選手(ロンドン五輪6位入賞の中本選手と同じ安川電機所属の27歳)のような実業団所属の選手から、
藤原選手のように、スポンサーを募り走るプロランナー、
そして川内君のような公務員ランナー、スーパー市民ランナーと、
いろいろなタイプの選手が出て来て、幅がひろがっていますよね。
マラソンブームで、実際に走る人が増えている分、
彼らのすごさを身をもって感じられる機会が増え、自分で走るだけでなく、こうした中継を見る楽しさも増してきている気がします。

福岡国際マラソンは、参加資格があり、
日本陸連公認レースで、以下のタイムを出している人が出ることができるので、

[Aグループ]
1.マラソン2時間27分以内
2.30kmロードレース1時間35分以内
3.ハーフマラソン1時間05分以内

[Bグループ]
1.マラソン2時間42分以内
2.30kmロードレース1時間50分以内
3.ハーフマラソン1時間10分以内

周りの速い男性ランナーの方で、実は知り合いが出ていました、っていう方も多かったのでは?

私は、、、前回のつくばマラソンのブログで紹介させてもらいました、
高橋雅一さんの名前を探したのですが〜〜

ありました〜!!! 84位! つくば走って1週間後に、きっちり完走されていました〜お見事!

世界陸上代表レースは、この後、
男子は2月の東京マラソン、3月のびわ湖毎日マラソン
女子は先月11月の横浜国際のほか、1月の大阪国際、3月の名古屋ウィメンズとあるのですが、
一緒に出れるという人も多いですよね。

自分のレースはもちろん、エリートランナーの走りにも注目し、
これからもマラソン大会を、走るのも、見るのも続けていけたらいいなあと思っています。