ブログ

小谷 祐子Kotani Yuko

  • ご職業

    フリーランスライター

  • ランニング歴

    4年4カ月
  • 自己記録

    フルマラソン:4時間1分46秒

  • お気に入りのコース

    埼玉スタジアム周辺

  • 今までの大会出場経験

    さいたまシティマラソン
    東京ベイ浦安シティマラソン
    つくばマラソン
    かすみがうらマラソン
    湘南国際マラソン
    磐梯高原猪苗代湖マラソン
    戸田彩湖ウルトラマラソン

学生時代にトライアスロンをやっていたのが、別人としか思えない日々が悲しくなり、2008年さいたまシティマラソンで大会再デビュー。2010年、ウルトラマラソンは97kmでタイムオーバー。その後走れない日々が続きましたが、2012年湘南国際マラソンで3年ぶりのフルマラソン完走。ゴールすることの素晴らしさ実感中です。ベースボールマガジン社の『クリール』や、フリーペーパー『STEP』、「千葉真子BEST SMILEランニングクラブ」の会員向けメールマガジンの執筆などさせていただいています。毎月、首都圏を中心に大会取材に出かけています。ランナーの生の声を集めながら、情報発信していきたいと思います。

磐梯高原猪苗代湖ウルトラマラソン(5)

13 09/20

猪苗代湖を1周65kmして、残りの距離35km分を折り返して100kmにするこのウルトラマラソン。
3年目に一度出て、コースの雰囲気や距離感を覚えていたことが、
吉と出る場合もあれば、凶と出る場合もあるようで。

折り返しであるホテルリステルに戻るまでの間は、緩やかな上り坂になっています。

…もう、そこが辛くて辛くて、、、足が動かない。
こんなに遠かったっけ、、、と心も折れていました。

SW1hZ2U1MTJ-MDBc4w3年前はゴール寸前のこの地点から車に乗ってリタイアしたところ。。。

今回はまだ折り返しの65キロ地点までついていないのに、
もう、ここには戻ってこれないかも、、なんて思ってしまいました。

本当に、心が弱くてどうしようもありません。

それでも、同じように、ゾンビのごとく、歩くようなペースの方がいるので、
泣きながらよろよろとついて行き、なんとか折り返し地点に戻ってきました。

3年前は、ここが第一関門で、
関門時間が13時半だったのが、14時になっていたところで、
大パニックおこしたのですが、
(そのときの様子はこちらから。
http://www.zkaiblog.com/obstaff/24595 )

今回は、ココの関門はなし。だから、止められることはないんです。

…けれど、私の前にいた、ピンクのゼッケンをつけた2人のランナーは、
もう、ゼッケンを外してレースを辞めていたのです。

私も、本当に辞めたいと思いました。

というのも、ここについた時点で、13時10分くらい。
第一関門73.5km地点の突破時間まで20分しかありません。
8.5キロを20分。
絶対に間に合わない、、、

でも、でも、もしかして、3年前も関門時間が予定より伸びたりしていたから、
もしかして14時になっているかもしれない。

とにかく、できるところまで走ろう、と思いなおし、トイレに行ってから
スピードは上がらずとも、先に足をすすめました。

でも、今度はゆる〜い下り坂で、これが本当に足にひびきました。
前太ももが、本当に痛くて痛くて、、、
ああ、足が全くできていなかったんだなあ、あんなに夏の間走ったけれど、
やっぱり付け焼き刃だったんだなあと、
本当に情けなくって、、、

けれども、折り返すのは、100キロのランナーだけなので、
すれ違うランナーは応援してくれる人も多く、、、

スタート前にあった、RUN塾でお世話になっているかりん先生にもあって
「行けるところまでがんばれ!」と声かけてくださって、
本当に嬉しかったのですが、
「もう、足がヤバいです」と泣き言しかいえない自分、、、

上りも下りも走るとはとうていいえない、
そして普通に歩くのよりも辛いスピードで、
折り返してから3キロ手前にある給水所までも、なかなかつかず、、、

もう、第一関門地点まで行くことさえ無理かも、、、と、
たまらず、
ラン友さんに電話をしました。

泣きながら「もう走れない」と、、、

いま、発信履歴を確認したら、13時46分で、
2キロ進むのに35分以上かかっています。。

もう、どうしようもないです。

そのときは「旦那がハーフで戻ってくるはずだから、その折り返し出戻って来たのと一緒に走ってゴールに戻る」と、いうのが支えで、
そこから前に進みました。

ちょっと話をしたら、少し気がまぎれたのか、そこから気持ち元気になったのですが、
体はほとんど動かなくて、、、

大きなうきわをした65キロのランナーの方がその先にいたのですが、
「あそこを折り返したなんてすごいよ!」って言われたとたん、
わ〜〜ん、と、また涙が出て来て泣いてしまったり、、、

早く夫に会えないかなあと、すれ違うランナーに注目して進んでたら少しリズムが出て来て、
でも、夫は全くいなくて、、

…とそんなとき、番組で走っているロンブーの亮さんとすれ違って
「がんばってください!」と激励されたりして、、、

うお、亮君がいるなんて、旦那どうした〜〜???
もしかしてもうろうとしてたからわからなかったのかしら、
何て思ったら、しばらくして、とぼとぼ歩いている旦那の姿が!!!

私「どうしたの??」
夫「足がつった、砂浜走ってたら足がぴきっていって、走れない」
私「私も関門が間に合わないの」
夫「なに?またダメなの?」

…こんな会話してたら、少し元気になって、
最初は夫とあえたら、そこから私も折り返してゴール目指そうと思ったのですが、
そこからだったら、ゴール地点までと、第一関門までと距離も同じくらいだったし、
旦那に「またダメなの?」って言われて、
自分、情けないなあと思ったので、やっぱり関門目指すことにしました。

その時点で、もう14時半すぎていたかな? 

私の予想で、第二関門が16時だから、もしかして14時半くらいまでに到着できれば、
その先も走らせてもらえるかもしれない、
と思い、とにかく、志田浜まで14時半までにいこう、いこうと気持ちはあったのですが、
体が本当に動かないのと、
その気持ちも「でもそこからまた、16時まで走る気力はあるのか?」という思いが交錯して、
焦りばかりが募って、息が上がって、涙はボロボロ出るし、、、

すれ違うのは、フルマラソンやハーフマラソンの元気なランナー、65キロをマイペースで進んでいるランナーも多く、
みんな、自分たちのペースで自分たちのレースをやっているのに、
な〜んで私はこう、気持ちも体もバラバラなんだろう、
しかも、3年前よりも早い時間で終わりになりそうで、
情けなくて情けなくて、、、、

電話がなっているなあと思っても出れず、
でも着信見ると応援に来てくれてたランともさんで、
ああ、もしかしてまだどこかで待っていてくれているのかもしれない。
もっとがんばらなきゃと思うのですが、

ここからもうすぐで志田浜だ、という地点に出ても、
ちっともちっとも進まないんです。

気がつくと時間は15時近く。
15時じゃあ、第一関門についても絶対にその先は走らせてもらえない、
と思ったらもう、本当になさけなくて、、、

ラン友さんに電話
私「志田浜につかないの(涙)」
友「志田浜にいるよ、待ってるよ」
その電話して10分くらい、やっとついた第一関門志田浜。

両手を広げて友達がいてくれて、ほっとして、
でもそこはゴールじゃないんだって思ったら
号泣しちゃいました。。。

15時3分くらいだったかなあ。
関門時間を見ると、14時30分とありました。

やっぱりなあと、納得の自分、でも15時すぎてちゃどうしようもありません。

10時間ちょっと、73.5キロで、私の二度目のウルトラチャレンジは終了してしまいました。

3年前は、自分に負けたっていう思いしか残らなかった100キロでしたが、
今回は、、、なんだろう、「完走したかったよお〜」という思いでいっぱい、
悔しさいっぱいのレースでした。

100キロは、すっごいすっごい壁です。

ずっと、自分は長い距離をゆっくりしたペースで走るのは好きだし得意だって思っていたけれど、実はそうじゃないのかも。
私、ウルトラマラソンに向いていない、と初めて思ったレースでした。

そして、改めて100キロ走るなんて尋常じゃないし、
3年前、97キロ走れた自分はすごかったんだなあって思えました。

3年前は、そんなこと一粒も思わなかったんですけれどね。

そう思えただけでも、今回チャレンジしたかいがあったのかもしれません。

磐梯高原猪苗代湖ウルトラマラソン(4)

13 09/20

さて、ウルトラマラソンリタイアレポート、
やっと50キロ、半分まできました。

…でも、100キロウルトラマラソンって、50キロが半分ではありませんよね。
フルマラソンでも、30キロ、35キロからがフルマラソンっていわれるくらいですから、
100キロの半分、50キロなんて、余裕を持って通過しなければならないのですが、、、

50キロを6時間切るタイムで通過した自分、
順調、順調〜なんて思っていたのですが、
冷静に考えたら、全く余裕はなかったんですよね。

3年前は、制限時間14時間だったのが、今回は13時間ですので、
残りは7時間ちょいです。50キロを7時間。
時速7時間ちょっと、キロ8分半ペース。

走っているときは、そんな細かい計算していなくて、ずっと余裕だと思っていたんですけれど、
50キロを過ぎてからちょっと様子が変わって来ました。

平坦な道になったのに、なかなかスピードがあがらないんです。
足もすごく重たくなってきて、、、
給水所やトイレがあると、「ああ、休める」って感じで、
それを心待ちにするようになっていました。
970620_514111662015070_1331492483_n
こんな感じで猪苗代湖を左手に走るのですが、
このあたりから、10時スタートのフルマラソンのランナーにもすれ違うようになりました。

前回3年前のレポートでも、6時間くらい走ったときに、フルマラソンのランナーとすれ違って、どどっと疲れが出た、と書いていましたが、

今回も、、、力をもらえた、と感じられたのは、最初のほうだけ。。。

だんだんだんだん、元気でたくさんいるランナーとすれ違うのがキツくなってきました。

あ、いや!
ランナーはみ〜んな「がんばれ!」「ナイスラン!」「すごい!!」って声かけてくれるんですよ!!

そして、私と同じ方向に走っているランナーも、それに答えて「ありがとう!」「ナイスラン!」なんて、エールの交換しているんですよ。

…私も、そうやっていました、最初は。。。。

けど、、、本当にどんどんどんどん辛くなってきて、、、

がんばっているのに、進まない!
フルマラソンの方達よりずっとずっと遅いペースの自分!
ちっとも笑顔になれない自分!

も〜〜こんな自分いやだ〜〜辛すぎる〜〜〜

って、1人泣きながらラン〜〜

泣きながらって自分どんだけ??
落ち着けよ〜〜って思うんだけれど、
涙が止まらない、、、

…どうも、私は6時間通過すると、頭おかしくなるみたいです。
脳内物質の問題かしら?? 
ドーパミンが異常に出過ぎるのか、セロトニンが過剰なのか、
はたまた疲れすぎて足りないのかなんなのか、、、

息もなんだか、過呼吸気味になっていて、ペース全くあげていないのに、ひっくひっくしていて、、、

ちょっとすると、「泣いている場合じゃない!」ってなるんだけれど、
落ち着くとまた、泣き始めて、、、の繰り返し。。。

1235030_514111635348406_1594501381_n写真はラン友さんが撮ってくれたんだけれど、
この時全く余裕無し〜〜
時間は、11時34分くらいだったかな?
50〜55キロまでの5キロ、45分くらいかかっちゃっている。
キロ9分じゃん、、、って思ったら、もう〜全く余裕無くて、
「写真撮ってあげるよ!」「ほら、ぶどう食べて!」
って、一生懸命もり立ててくれる彼女にも、十分お礼いえない。答えられない。

…もう、そんな自分がいやでいやで、、、
でも、ここからホテルリステルまでの10キロ、65キロ地点
そして折り返して、第一関門までの18.5キロ、73.5キロ地点まで、
2時間弱で走らなきゃいけないと思ったら、
全く全く余裕なくって、、、

わああ〜〜〜〜〜〜私はまた完走できないのかよ〜〜〜って思ったら、
自分に猛烈に腹が立って来て、またまた号泣ラン〜〜

…だ〜か〜ら、泣いている暇あったら走れよ、落ち着けよって感じなんですが、
暴走し始める自分とまらない、暴走ったって脳の話で、実際は全然走れないし。。。。

折り返しての関門である志田浜エイドについたとき(大体57キロくらいかな?)
たくさん食べるものもあるし、本当ににぎやかなエイドなんですけれど、
全く余裕ない自分、
頭に水だけかけてもらって、ワンワン泣きながら走り出しました。

…冷静に考えて、ここで、折り返しの関門時間確認しておけばよかったんですけれど、
やっぱりおかしくなっているんですね。。。
薬でも飲んだ方がいいのかもしれません。。。

関門がどうであれ、ココを次には13時半までにこないと、自分は完走できないんだって思い込んで、とにかく先へ先へと気持ちだけが先走りです。

…けれど、、、ここからホテルリステルが本当に遠かった、、、

SW1hZ2U1MTR-MDBe6w
これは3年前の写真、志田浜のエイドから過ぎた道から見える磐梯山ですが、
ああ、この風景覚えている〜〜すっごい辛かったんだ〜とか思い出し、
そのとき「ここを、もう一回戻ってくるなんて、無理かもしれない」
と思ってしまったんです。。。

気持ちはすごくあったのですが、今回、足が思った以上に動かなくなっていました。
なんか全く忘れていた、動かない足とのつき合い方、、、

初めてフルマラソンを走った大学生時代、ホント20年振りの感覚、、、

きっと、三年前のウルトラのときだって、こんな風に足動かなかったはずなんですが、
そのときのことは全く忘れていて(3年前は動いていると思い込んでいた)
動かない足と、制限時間の迫る間と、
距離感がわかっているだけに、遠いってことを覚えているからだと心があって、
進めなくなってしまいました。。。

それでも、今回すすめたのは、12時スタートするハーフの部に、
夫が出場していたこと。

12時スタートの夫が走り終えるころまでは、私も走っていなきゃ。
このまま進んで行けばどっかで会えるはず〜〜って思いながら進みました。

やっとすれ違ったときは、12時28分くらいだったかな?
折り返し65キロ地点まで、残り5キロの表示を少し過ぎたところだったので、
61キロ地点くらいかな? ハーフの夫は4キロちょっとかな?

もう5キロ55分くらいかかってる、、、

夫はニコニコと大勢の人(たぶんそこに、ロンブー亮くんもいたはず)と走っていて、
楽しそうでしたが、
私が「もう関門間に合わないかも〜〜」って半べそで行ったら、
すれ違ったみんなと大笑いで「とにかくがんばって!」とめっちゃ笑顔。。。

ふええ〜〜情けない、、、でもとにかく進みました。
歩いているみたいなスピードで走りながら。。。

…もうこの先はダメな自分しかないのですが、長くなったので続きは(5)へ、、、

…だんだん辛いレポートになってきました。。。

磐梯高原ウルトラマラソン(3)

13 09/20

2010年に次いで2度目の大会出場となったのですが、やっぱり1度走っていると
だいたいの道って覚えているものですね。

10キロ過ぎて、大きめなエイドステーションがあった後、湖畔の道から離れ、
山のほうに入って行きます。最初の上り坂です。

3年前のレポートでは、こちら

SW1hZ2U0OTJ-MDBjBgぶれまくりな3年前の写真です〜

ここからしばらく上りと下りが続くのは覚えていました。
3年前は、このレポートで見ると、上りは歩きながらもずんずん大股で、とありますが、
今回は、上りも走っていました。

…といっても、遅くて、抜かれることもたくさん。
でも、自分の呼吸とリズムをなるべく一緒にするように、という思いからでした。

緑がいっぱいの道です。

下りは、3年前はビュンビュン飛ばしていたのですが、
今回は自重しました。

…というのも、後半全く足が動かなくなったのは、下りで思った以上に足使ったからじゃないかなあと思ったので、
今回は、足への衝撃が大きすぎないようにと思って走りました。

自分では上手に走れている〜って思っていたのですが、
早くも最初の上りくだり終わった辺りから、太もも裏あたりにぴきっと違和感が、、、

「え?? もう?? まだ2時間も走っていないのに?」と焦りましたが、
そこは「気のせい!!!」by江田良子@RUN塾塾長 の言葉を思い出し、
スルー。

とにかく、勝負は後半、猪苗代湖1周して第一関門突破してからなんだから、
ここは寝ているくらいの気持ちで淡々と走る、を肝に命じて走る走る、、、

でも、早くもちょっとぼおっとしてきたときに、
目の前をオレンジ色のTシャツの男性が抜かして行きました。

背中にランナーの絵が描かれたTシャツで、
それをよ〜く見ると「SUNADA」の文字が!!

思わず「砂田さん??」とでっかい声で叫んでしまいました。

o032403801318339471725いや、砂田さんご本人ではないのですが、、、

100キロ世界記録保持者の砂田貴裕さんには、それこそ3年前、WGH Proのランニングクラブの練習会などで、
本当に本当にお世話になりました。

関西弁で明るく「ウルトラは気持ち7割〜」とよくおっしゃってましたし、
今回も走りながら「砂田さんだったらもうゴールしちゃうんだ」なんて思いながら走っていたので、
彼のチームのTシャツの方をお見受けしたときは、もうもうびっくりで嬉しくて。

「よくわかったね」と振り向きながら声かけてくださったので、
「WGH でお世話になったんですよ〜〜」と遠くなる声に向かって叫ぶ私。

思わず「100キロですか?」と聞くと「100キロです」と答えられたので、
私もがんばろう〜〜って思えました。

バックプリントのTシャツってやっぱりいいですね。
…私もやっぱり、ちばちゃんの「愛走」を着て走るべきだったかしら、、
(背中にビックネーム背負っていると思うと、下手な走りできませんね、まだまだです、苦笑)

この方には、その後もお会いして、フェイスブックやジョグノートで連絡いただけました。
こんな感じで、出会いがあるっていうのも、マラソン大会の楽しさですね。

…と、アップダウンのある道を走っていたのですが、
私の記憶では、2回だったと思ったのが、3回はありましたね〜〜

上り坂がキツい、ってほどではなかったんですが、
なんだか足が思った以上に疲れていて(←それがキツい、っていうんだよ)
太ももやお尻への違和感がハンパない。

いやあ、ちょっとまずいかも? って思ったけれど、
35キロ、40キロ手前くらいで、あとはずっと平坦なので、
きっと大丈夫だろうと思って、とにかくリズムよく、を意識して走り続けました。

40キロすぎ、45キロ手前の地点で、
すっごく大きな声で声援送ってくれる男性が「女子22位!」っていって下さいました。
100キロの部には、20人しか女性は参加していないので、
ビリではないだろう、ってちょっと嬉しくなりながら、
この時時計を見たら、
10時10分くらい。スタートして5時間10分くらいです。

前回は45キロ地点を6時間かけて通過していたので
今回の、ここまでの走りは、自分的に完璧だ〜〜ってすごく気持ちに余裕ありました。

50キロ通過時点で、5時間50分。
5キロ40分ペースになっていましたが、
前半50キロを6時間以内で走れたので、
後半50キロは7時間、プラス2時間で走ればいい。
前半はあんなにアップダウンあっても、この時間で走れたから、
後半はどんどん楽になるはず〜〜〜

な〜〜〜んて思って、50キロまでは超、超ゴキゲンだったのですが、

そ〜〜んなに上手く行くはずがないのが、ウルトラマラソンなんですよね。
すっかり忘れていました、、、、

後半の、辛すぎるレポートに続きます、、、

磐梯高原猪苗代湖ウルトラマラソン(2)

13 09/13

レポート(1)の続きです。

5時に「ホテルリステル」をスタートして、すぐは、ゆるく長い下り坂が続きます。
その先に、猪苗代湖が見えるのですが、スタート時暗かったから、今回は見えなかったです。
しかし、100キロは猪苗代湖1周をしてここをまた戻ってくるので、
そのときはキラキラとキレイな猪苗代湖を見るんだ〜とワクワクしながら走り始めました。

けれども、興奮する気持ちは押さえて押さえて、という思いでランランラン。
まだまだ先は長いから、と気持ちがあっぷあっぷしないように、という気持ちで淡々と走りました。

1キロ弱走ったところで、
グリーンのアフロをかぶって、背中に「顔マラソン」と書かれた真っ赤なTシャツを来た方に抜かされました。

ツイッターで知り合ったshinjiさんという方です。
ブログもされています。

さいたま市在住でこの大会に出るって伺っていたので、お会いできたらいいなあと思っていました。

後ろ姿、背が高くて速くて〜〜って、、、
こんな方より前って自分、どんだけスタート前からしたの??って身の程知らずな思いを感じたのですが、
こんなところでぎゃーぎゃー騒いでも仕方ないので、折り返したときにお声がけしようと決めて走ってました。

前回は、距離表示にすごく混乱してしまったので、時計や距離の数字よりも自分のペース感覚、気持ちいいと感じる感覚で走りました。

最初の給水ポイントがあって、5キロ表示があったところで、5時半すぎくらいだったので、あれ? ちょっと速いかなあと思ったのですが、
ペースはいつか落ちて来ちゃうし、足は遅くてもいつか棒になるし、
そんなにしんどいって思わなかったから、ペースはキロ6分強でいいと思ってました。

SW1hZ2U0OTB-MDBh_Q
これは3年前の写真なのですが、5キロすぎると湖畔に出ます。
このあたりで、後ろから男性ランナーに声かけられました。

「女性なのに100キロ? すごいねえ」
その方、65キロの方でした〜〜

ううう、、、65キロの方とはなるべく一緒になりたくなかったんだけどなあって
思ったのですが(制限時間13時間で100キロと同じ、関門はないに等しい)、
いかんいかん、そういうネガティブな思いを抱えると疲れるからと、
これもひとつの出会いだってことで、しばらくおしゃべりして走りました。

聞けば白河ご出身の方で、福島のことをいろいろ思いつつ走り続けていらっしゃるとか。
まだ100キロは走ったことないけれど、自分のランニング仲間には強者がいっぱいいるということで、力づけられました。

…で、野口英世会館手前の、8、5キロ地点くらいのときに
「こたにちゃ〜〜ん!!」という声が!!!

ええ?? なに? いま名前呼ばれた?? って思ったら、
地元のラン友Iさんの姿が目の前に!!!

前日、「どこかで応援してるからね、がんばって!」と言われていたのですが、
まだ時間にして6時前だし、
いったいどんだけ早起きしてさいたまからきてくれたの?? って思ったら、もうもうびっくりして〜〜
「なんでいるの〜〜〜????」って私。ひどい。
「もうちょっといるよ、がんばって」というので、私は
「ハーフで旦那がお昼にスタートするの! 亮君も金さんも走るよ」ととぼけたこといって、、、

でもIさんは昨年のえちご・くびき野100キロマラソンにつづき、
今年のサロマ湖100キロも見事完走したウルトラマン!!
その精神力を見習いたいっていつも思っている友達で、
一緒に走ってた方にも「私の大事な友達なんですよ〜すごいんですよ〜」って自慢しながら走ってました。

1011850_514111625348407_32874393_n
写真も撮ってくれました〜〜ありがたい!!!
10キロをほぼ1時間で通過した私に、「ちょっと速いよ〜大丈夫〜?」って
心配してくれてました。
私は「でも関門あるから、いけるところまでいけないと」って私。

そう!!! ウルトラマラソンは、関門がとにかくキツいんです。

1239622_513626572063579_1889118841_n
これは前日受付で渡されたもの。
第一関門 73.5キロ 13時半 つまり、スタートから8時間半です。

ひゃ〜〜 事前に送られて来たコースマップには
写真-9
残り17.5キロ(82.5キロ地点) 16時(スタートから11時間)
残り8.4キロ(91.6キロ地点) 17時(スタートから12時間)

しかインプットしていなかったから、
この第一関門の存在には驚愕〜〜
けれど、現実問題として、8時間前後で70キロくらいは走っていないと、
13時間制限時間の100キロウルトラマラソンは到底完走できないので、
とにかく、最初の関門は13時半、あわよくば13時くらいに通過しようと思っていました。

でも、、、やっぱり無理があったなあ、、、
72.5キロ 8時間半って、、、、

以前走った「彩湖ウルトラ」ではたしか70キロを8時間以上かけて走ってたなあと思い出し、、、
いま、自分のかつて書いたブログ見てたら、、、
http://www.zkaiblog.com/obstaff/27800
必死に走って70キロ8時間45分だったよお〜〜〜(2010年4月)
その翌年は、もうちょっと速かった気がしましたが、、、

結局、この関門に苦しめられる結果になったのですが、
その話はまた次のレポートで、、、

なんだかなかなか進まないレポートですが、
書いて振り返ると気づくことってたくさんありますね。

次のチャレンジへのために、ゆっくりですが前に進めるよう、
まだまだ綴って行きます〜

磐梯高原猪苗代湖ウルトラマラソン(1)

13 09/13

7日のレースが終了し、福島でのんびりしてからさいたまに戻ったら、すっかり秋になっていました。

さて、磐梯高原猪苗代湖ウルトラマラソン、走って来ました。

結果は、、、残念ながら、最初の関門でリタイア。。。

100キロリタイアレポート、今後のためにも記録しておこうと思います。
(リタイアレポートって、自分で書いて哀しくなった、、、)

前回2010年7月のときも、長々と書いていました。
今回は、走りに集中しよう、余計な労力&気持ちを使うのやめようと、
写真は一切とらなかったので、前回のレポートと照らし合わせて綴っていこうと思います。

2010年 レポート1
http://www.zkaiblog.com/obstaff/29808

3年前は、スタート&ゴールである「ホテルリステル」に泊まったのですが、
今回はギリギリで大会申し込みしたので、ホテルはいっぱい。

大会事務局が斡旋してくれたペンションに泊まりました。
そのペンション「あるぱいんロッジ」さんが、とお〜〜〜っても良いところだったのですが、
その話はまた別レポートします〜〜
(イタリアンレストランのあるペンションで、食事も最高〜〜オーナーもシェフも素敵な人たちでした。そして福島の「今」を知ることもできました)

3年前は7月の最初でしたが、今は9月の開催。
スタート時間は同じ5時ですが、日の出が遅くなったので、スタート時はまだ暗かったです。

でも、3年振りに戻って来た〜〜って気持ちで、嬉しくてたまりませんでした。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
そしてスタート前には、江田良子さんのRUN塾でもお世話になっている、
ボディメイクアドバイザーのかりん先生とお会いできました!!!
きゃ〜〜知り合いに会えると嬉しいしリラックスできます、
これはさい先いい〜〜って感じです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA100キロの部(ピンクゼッケン)、65キロの部(白ゼッケン)同時スタートです!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
夫の撮ってくれた写真、ぶれ過ぎでしょ〜!(笑)
けど、「絶対ここまで走って戻ってくるからね〜!!」と、
泣きそうな思いで走り出しました〜〜
ああ、このときは、スタート地点に立てたってだけで嬉しかったなあ。。。

夫は、12時スタートのハーフの部に出場するので、
この後いったんペンションに戻りました。

ところで、ハーフの部には、ロンドンブーツの亮さんが出ました!
写真
前日受付でハーフに出場する夫、亮さんに話しかけられてました!
金さんとならんで受付されてたんですよね〜
(私は100キロだったので全く気がつきませんでした、笑)

亮さん「どのくらいで走られるんですか?」
夫 「同じくらいですよ」
(↑密かに「亮君には負けねえ!」を目標にしてた旦那ちゃん、、、)

亮さん「え?? ってことは2時間30分とか40分くらい?」
(↑これ、夫の初ハーフだったさいたまシティマラソンのタイムです)
夫  「そうそう」

亮さん「いやあ〜〜みんな100キロとか65キロとか、、、ハーフって肩身狭いですよね。
でも、がんばりましょう〜!」

と、ガッチリ握手されてました〜〜〜

びっくりです==

夫曰く「ランナー体型じゃないし、『この人なら勝てそうだ』って思って声かけたんじゃない??」ってことでしたが、
受付時から楽しみ楽しみ〜〜〜って感じだったんです。

当日のレースでも、近くを走っていたようですし
(レース結果については後述、、、こちらも反省仕切りです、、、苦笑)
NHK BS1で9月21日、28日 午後6時、放送とのことですので
お時間ありましたらぜひ見てみて下さい。

スキンヘッドのちょいメタボなレッズ色のシャツ着てる人みたら、
それ、マイダーリンですので、ぜひチェキしてください(笑)

…と、話がそれましたが、長くなったので、
自分のランについては次回〜〜