ネガティブという表現には、あまりよくないイメージを持っていますが、
ランナーにとって、この言葉だけは別ではないでしょうか？！

「ネガティブスプリット」

こちらのランニング用語辞典によりますと、

レース前半のほうが後半より速いタイムのことを「ポジティブスプリット」
レース後半のほうが前半より速いタイムのことを「ネガティブスプリット」
とあります。

つまり、「ネガティブスプリット」とは、後半どんどん追い上げて走ることで、
いわば「ビルドアップ走」みたいなレース展開ができるっていうことですね！

これについて私が印象的だったのは、五輪女子マラソンの選考レースでもあった今年3月の名古屋ウィメンズマラソン！

優勝したロシアのマヨロワ選手は2時間23分52秒だったのですが、
前半のハーフは1時間13分0秒
後半のハーフは1時間10分52秒

「後半ばてる」もなんのその、後ろからどんどん追い上げて優勝〜本当に素敵でした〜！！！

ああ、私もこんな走りができるようになりたいなあって思っていたので、
先日の湘南国際マラソンの結果は本当に嬉しいです。

ラップタイムから計測してみたら
〜10キロ　60分30秒　キロ6分3秒ペース
〜20キロ　57分56秒　キロ5分48秒ペース
〜30キロ　56分58秒　キロ5分42秒ペース
〜40キロ　55分20秒　キロ5分32秒ペース

で、ラスト2.195キロは11分2秒でしたので、計算すると、、、
なんと、キロ5分ちょいですよ！！！

すげ〜！！！　私、40キロ走った後に、キロ5分で走れちゃったんだあ〜

「前半押させて走る」「我慢して走る」っていうと、
「そのまま疲れてペースダウンしてしまうんじゃないか」とか
「前半貯金を作っておかないと、後半ペース落ちたときが心配」というのがあるかと思うのですが、、、

私自身、完走できなかった100キロウルトラマラソンでは、思いっきりこのからくりにハマって、
最初頑張りすぎて、タイムの貯金をするどころか、脚力気力すべての貯金を使い果たしてしまったので、

「タイムの貯金なんて、私には無理！」と思っていたし、
ラップタイムの計算も苦手なので、

「最初はゆっくり」っていう、その感覚こそ、これから大事にしていきたいです。

キロ6分からキロ5分まであげられたっていうのが、私の自信になりました。
この感覚を覚えて、間のタイムを30秒くらいずつ縮めて、
いつか（いつだ？）サブ4、達成したいと思います！

なにより、ネガティブスプリットで走ると、
後半どんどん人を追い越せるので、本当に気分よく走れるんです！

ネガティブスプリットは、ポジティブラン！

これからはこれを座右の銘にして、楽しくフルマラソンチャレンジしていきたいと思います。

…でも、、、春レース決めかねているんですよねえ（笑）