小谷 祐子Kotani Yuko
学生時代にトライアスロンをやっていたのが、別人としか思えない日々が悲しくなり、2008年さいたまシティマラソンで大会再デビュー。2010年、ウルトラマラソンは97kmでタイムオーバー。その後走れない日々が続きましたが、2012年湘南国際マラソンで3年ぶりのフルマラソン完走。ゴールすることの素晴らしさ実感中です。ベースボールマガジン社の『クリール』や、フリーペーパー『STEP』、「千葉真子BEST SMILEランニングクラブ」の会員向けメールマガジンの執筆などさせていただいています。毎月、首都圏を中心に大会取材に出かけています。ランナーの生の声を集めながら、情報発信していきたいと思います。
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磐梯高原ウルトラマラソン(3)
13 09/20
2010年に次いで2度目の大会出場となったのですが、やっぱり1度走っていると
だいたいの道って覚えているものですね。
10キロ過ぎて、大きめなエイドステーションがあった後、湖畔の道から離れ、
山のほうに入って行きます。最初の上り坂です。
3年前のレポートでは、こちら!
ここからしばらく上りと下りが続くのは覚えていました。
3年前は、このレポートで見ると、上りは歩きながらもずんずん大股で、とありますが、
今回は、上りも走っていました。
…といっても、遅くて、抜かれることもたくさん。
でも、自分の呼吸とリズムをなるべく一緒にするように、という思いからでした。
緑がいっぱいの道です。
下りは、3年前はビュンビュン飛ばしていたのですが、
今回は自重しました。
…というのも、後半全く足が動かなくなったのは、下りで思った以上に足使ったからじゃないかなあと思ったので、
今回は、足への衝撃が大きすぎないようにと思って走りました。
自分では上手に走れている〜って思っていたのですが、
早くも最初の上りくだり終わった辺りから、太もも裏あたりにぴきっと違和感が、、、
「え?? もう?? まだ2時間も走っていないのに?」と焦りましたが、
そこは「気のせい!!!」by江田良子@RUN塾塾長 の言葉を思い出し、
スルー。
とにかく、勝負は後半、猪苗代湖1周して第一関門突破してからなんだから、
ここは寝ているくらいの気持ちで淡々と走る、を肝に命じて走る走る、、、
でも、早くもちょっとぼおっとしてきたときに、
目の前をオレンジ色のTシャツの男性が抜かして行きました。
背中にランナーの絵が描かれたTシャツで、
それをよ〜く見ると「SUNADA」の文字が!!
思わず「砂田さん??」とでっかい声で叫んでしまいました。
100キロ世界記録保持者の砂田貴裕さんには、それこそ3年前、WGH Proのランニングクラブの練習会などで、
本当に本当にお世話になりました。
関西弁で明るく「ウルトラは気持ち7割〜」とよくおっしゃってましたし、
今回も走りながら「砂田さんだったらもうゴールしちゃうんだ」なんて思いながら走っていたので、
彼のチームのTシャツの方をお見受けしたときは、もうもうびっくりで嬉しくて。
「よくわかったね」と振り向きながら声かけてくださったので、
「WGH でお世話になったんですよ〜〜」と遠くなる声に向かって叫ぶ私。
思わず「100キロですか?」と聞くと「100キロです」と答えられたので、
私もがんばろう〜〜って思えました。
バックプリントのTシャツってやっぱりいいですね。
…私もやっぱり、ちばちゃんの「愛走」を着て走るべきだったかしら、、
(背中にビックネーム背負っていると思うと、下手な走りできませんね、まだまだです、苦笑)
この方には、その後もお会いして、フェイスブックやジョグノートで連絡いただけました。
こんな感じで、出会いがあるっていうのも、マラソン大会の楽しさですね。
…と、アップダウンのある道を走っていたのですが、
私の記憶では、2回だったと思ったのが、3回はありましたね〜〜
上り坂がキツい、ってほどではなかったんですが、
なんだか足が思った以上に疲れていて(←それがキツい、っていうんだよ)
太ももやお尻への違和感がハンパない。
いやあ、ちょっとまずいかも? って思ったけれど、
35キロ、40キロ手前くらいで、あとはずっと平坦なので、
きっと大丈夫だろうと思って、とにかくリズムよく、を意識して走り続けました。
40キロすぎ、45キロ手前の地点で、
すっごく大きな声で声援送ってくれる男性が「女子22位!」っていって下さいました。
100キロの部には、20人しか女性は参加していないので、
ビリではないだろう、ってちょっと嬉しくなりながら、
この時時計を見たら、
10時10分くらい。スタートして5時間10分くらいです。
前回は45キロ地点を6時間かけて通過していたので
今回の、ここまでの走りは、自分的に完璧だ〜〜ってすごく気持ちに余裕ありました。
50キロ通過時点で、5時間50分。
5キロ40分ペースになっていましたが、
前半50キロを6時間以内で走れたので、
後半50キロは7時間、プラス2時間で走ればいい。
前半はあんなにアップダウンあっても、この時間で走れたから、
後半はどんどん楽になるはず〜〜〜
な〜〜〜んて思って、50キロまでは超、超ゴキゲンだったのですが、
そ〜〜んなに上手く行くはずがないのが、ウルトラマラソンなんですよね。
すっかり忘れていました、、、、
後半の、辛すぎるレポートに続きます、、、