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小谷 祐子Kotani Yuko

  • ご職業

    フリーランスライター

  • ランニング歴

    4年4カ月
  • 自己記録

    フルマラソン:4時間1分46秒

  • お気に入りのコース

    埼玉スタジアム周辺

  • 今までの大会出場経験

    さいたまシティマラソン
    東京ベイ浦安シティマラソン
    つくばマラソン
    かすみがうらマラソン
    湘南国際マラソン
    磐梯高原猪苗代湖マラソン
    戸田彩湖ウルトラマラソン

学生時代にトライアスロンをやっていたのが、別人としか思えない日々が悲しくなり、2008年さいたまシティマラソンで大会再デビュー。2010年、ウルトラマラソンは97kmでタイムオーバー。その後走れない日々が続きましたが、2012年湘南国際マラソンで3年ぶりのフルマラソン完走。ゴールすることの素晴らしさ実感中です。ベースボールマガジン社の『クリール』や、フリーペーパー『STEP』、「千葉真子BEST SMILEランニングクラブ」の会員向けメールマガジンの執筆などさせていただいています。毎月、首都圏を中心に大会取材に出かけています。ランナーの生の声を集めながら、情報発信していきたいと思います。

軽井沢リゾートマラソンはDNS…

13 10/22

今週末27日に開催される軽井沢リゾートマラソンに、夫とふたりでエントリーしていたのですが、
今回はDNS Did Not Start 棄権することに決めました、、、、

ううう〜〜残念、、、

理由はいろいろあるのですが、
ここのところ、ふたりとも走る時間がなかなか取れず、練習不足は否めない、
その上、アップダウンのあるコースで、、、

いや、前日に行なわれる峠ランに比べたら真っ平らなんでしょうけれど、初心者の夫とウルトラダメージから立ち直れない自分にはけっこうハードかも、、
制限時間が2時間30分というのも、夫には自信のない材料で、、、
(制限時間でいうと、初ハーフのさいたまシティは2時間40分、前回猪苗代湖では6時間! というゆるやかさ、笑)

今回は私がペーサーとして一緒に走ろうと思っていたのですが、
私もなんだか最近、本調子ではなく、キロ7分切るペースで引っ張り続けられるのか不安で…

せっかく遠くに、時間とお金をかけて出かけて行っても、途中関門にひっかかってリタイア、なんてなったら、もう怖くてレース出れなくなりそうなので、
諦めました。。。

ウエアのコーディネイトもばっちり決めていたんですけれど、それは次に活かそうと思います。

DNS、、、何気に初めてです。ちょっと落ち込んでますが、

そう、次のレース!! たくさん決まっているんです。
取り急ぎ、11月2日(土)は、埼スタ5時間耐久!!!
5時間耐久リレーマラソンin埼玉スタジアム
いつも走っている埼スタ、なんとこの日はピッチ脇も走れるようです!!!
http://www.mspo.jp/saitama-nov/coursemap.php

埼スタランナー、そしてレッズサポとしては、走るっきゃないでしょ〜〜

…この日は我らがレッズが決勝進出をしたナビスコカップの決勝が
国立競技場で同時刻で行なわれるのですが、、、
レッズに念を送りながら、がんばりたいと思います〜〜

さらに、年明けて
2014年2月16日は、京都マラソン!

私たちはフルマラソンではなく、フルマラソンの距離を
24キロと18キロに分けて、ふたりで襷でつなぐ「ペア駅伝」の部で参加します!

わははは〜〜、半人前ランナーの自分らにぴったり〜〜
こちら、冬の京都のめちゃめちゃ寒そうなのに若干、夫は引き気味ですが、
世界的な都を走れるので、しっかり準備して挑みたいと思います。

せっかく京都を走るのだから、何かお仕事につながればいいなあ〜と思っているのですが、、、

一カ月後の3月16日は、またまたさいたまシティマラソン、走ります!
軽井沢ハーフの無念、ここで晴らしてみせます!

こうして見ると、なんだか予定いっぱいです(私的にはこれでもいっぱい)

だんだん空気は冷たくなってきますが、自分の気持ちと体は熱めにしながら、
この秋冬もマイペースで走り続けたいと思います。

高崎美スタイルマラソン

13 10/19

台風も近づいている上、どんよりした週末になりそうですが、
明日は雑誌『クリール』の取材で
高崎美スタイルマラソンに行ってきます。

この大会は、以前、嬬恋高原キャベツマラソンを取材したときに、
ある女性ランナーが「高崎で女性だけの大会があり、次はそれに出ます」
と、教えて下さった大会でとても気になっていました。

子宮頸がん予防を中心に、女性の毎日が健康で豊かであるための様々な支援活動をしているNPO法人ラサーナが主体となって
まだまだ低い検診率をあげることや、健康であることの大切さ、走ることやマラソン大会に参加することの楽しさを実感してほしいとの願いを込めて行なわれるそうです。

かくいう私も、走ってアクティブに過ごしてはいても、
健康診断を始め、診断のたぐいは全くおろそかにしてしまっているので、
これを機会に、今年中になんとか検診をうけにいこうと思っております。

部門は10キロ、5キロ、そして小中学生や親子で出れる距離の短い部門もあり、
走り始めたばかりの方や体力に自信のない方でも、
参加しやすい大会のようです。

何より、女性だけの大会って華やかで、取材しているだけでもテンションあがるんです〜〜

「ビューティフル・ラン」賞などもあるようです♪

お天気がちょっと心配ですが、楽しんで取材してきたいと思います。

第2回所沢ロードトウモーニング

13 10/09

先週末10月5日〜6日、所沢航空公園で所沢ロードトゥモーニングに参加してきました。

所沢1

これは、土曜日の夜7時から日曜日の朝7時まで、12時間走る夜通しラン。
ひょんなことから参加するチャンスが訪れ、100kmの部にエントリーしました。

やはり1カ月前の猪苗代湖ウルトラ73.5kmリタイアがショックで、
長時間走り続ける練習が圧倒的に自分は足りないなあと思っていたところでしたので、
またしても無謀にチャレンジ!

そもそも夜中も走るとか、夜通し走るとかいうのも、全く初めて。
普段から徹夜は苦手で、徹夜しようものなら翌日全く使い物にならなくなるのですが、
以前、レッズランドでご一緒した年配の女性ランナーから「24時間ランとかで、ゆっくり長く走る練習したほうがいいよ〜」とアドバイスされたこともあり、
場所は、江田良子さんのRUN塾でもおなじみの所沢航空公園で知らないところじゃないし、
こんな機会でもなければ夜通しランなんて、しないだろうから、
思い切って参加してみました。

はなから12時間100km完走できるなんて思っていなくて、
夜中ですし、
目標80km、最低でも猪苗代湖の73.5kmは行きたいなあと思ったのですが、
結果は…

写真

65kmって!!! しょぼすぎました〜〜!!!

この日はスタート時からず〜〜っと雨で、100円ショップで買った雨ポンチョをず〜〜っと着て走ってたのですが、足元はいつのまにかずぶぬれ、、、
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こんなふうにふやけて水ぶくれ〜〜
こっちは右足ですが、実際すごく痛かったのは左足の親指で、
3時間くらい走ったときに、指先に違和感感じて「あれ? 小石でも入ったかな?」と、
1周2.5kmのコースを周回し終わったら、靴はき直して確かめてみよう、と思ったら、
ひゃ〜〜〜1、5センチくらいのでっかい水ぶくれができてて、、、

この日に限って、5本指でないソックスにしたんです。いや、高機能でいい靴下なんですけれど、
長時間ランには、やはり5本指のほうがよかったなあ〜〜
そもそも、雨の中走ることがほぼわかってたんだから、替えの靴下を持ってくるべきでした…

ご一緒した方が、足を引きずって走る私に気づき「テーピングあるから自由に使っていいよ〜」と言って下さったので、かなり助かりましたが、
いや〜雨のランって、厳しいですねえ、、、

さて、この日の目標は、距離というより、とにかく12時間動き続けること。
そして、走るのが嫌になってからのメンタルの変化を受け入れ、
気持ち切らさず走ること、でした。

猪苗代湖では、6時間走ったときにパニックになってきたので、
まずは前半6時間、がんばろうと思っていたのですが、
スタートして3〜4時間くらいで、すでに来ました、、、早すぎる!!
時間にすると10時〜11時ですから、、、もう体が寝たいんですよね。

でもここは「うどん券」を使って乗り切りました。
1周2.5kmを18分くらいで回っていたのですが「次終わったらうどん食べよう〜」と思うと、元気になれました。

エイドには他に、おにぎりや果物もあって、とにかく脱水とハンガーノックが怖かったので、
毎回なんかしら食べていました。

おにぎりは3コ、うどんも3杯、しっかり食べましたよ。
うどんは、汁もしっかり飲んで塩分もとれるし、温かいものだから、ほっとするんですよね。

2.5kmのコースには、警備員さんが所々立って下さってありがたかったです。
それと、釣り好きの夫のヘッドライトがあったのですが、それをずっとつけて走りました。

これがよかった!!
公園内は明かりがついているとはいえ、雨も降っているし、思った以上に暗いんです。
でも、自分のヘッドライトで前はバッチリ見えるし、前を走るかたのリフレクターが光るので
目も飽きずにがんばれた気がします。

一番辛かったのは、3時すぎ、スタート8時間以上経った頃ですかね。
ふらふらして、足が動かなくなってきました。

コースは多少アップダウンがあるのですが、その上りが本当にキツくなってきて、、、
この3時前後は、ちょっと歩いちゃいましたね。

でも、それ以外は、走っていました。
…といっても、歩く人に抜かれるペースで(ウォーキングの部もある)、
気づくと1周30分ペース、時速5kmになっていましたが、、、

私も早足したほうが早いのかなあと思ったのですが、
なんでしょう、走るほうがリズムが出て続けられるんですよね。

もう、全然足が動かない…って思っても、腕を降って、いちに、いちに、ってリズムとっていたら、
すご〜くゆっくりだけれど、走れるようになって…

真っ暗な道で、人に抜かれる一方で、ダントツビリな鈍足ランナーでしたが、
自分がんばっているな〜って自分で思えて、
すごく辛かったけれど、気持ち切れることなく、走るのが嫌だと思うことなく、
淡々と走ることができました。

気がつくと、涙がポロポロでていたりしたのですが、
夜だから人に気づかれることもなく、雨なので目立たず、、、

なんだか、深い海の中を泳いでいるような気分になって、
頭の中のBGMは中島みゆき『孤独の肖像』とか『かなしみ笑い』とか…(笑)

ナイトラン、静かに自分と向き合えて、案外いいかもです。

朝5時すぎてようやく明るくなってきましたが、雨がここでもまた降って、
結局ずっとポンチョで走っていたのですが、
最後、7時10分前に夫が迎えに来てくれて、元気にゴールする姿を見せることができました。

距離は65kmしか走れず。
この距離だけを走ること考えたら、
何も夜中に12時間も使って走るものではないんですけれど、
猪苗代湖を10時間でリタイアしてしまったので、
距離は叶わなかったけど、時間的にはOK自分に与えてみようかなあと思います。

レース後、ヒザの外側と太ももが本当に辛くて、
毎日保冷剤当ててアイシングしていて、
今日やっと痛みが和らいで来た気がします。
明日から走れるかな?

夜通し12時間も走り続けるなんて、なんて物好きなんだ、と思いますが、
ウルトラへの自信がこれでついた…とは、やっぱり言えません。
むしろますます「100km完走なんて、とんでもないかも?」と、
ハードルは高くなってしまった気がします(苦笑)

しかし…今回、走りながら気持ち切れなかったところに、
自分の成長を感じました。

3年前、せめてもっとメンタルが強かったら完走できていたんだろうなあと…
メンタルの成長に、脚力体力がついてくるのかわかりませんが、
あと2〜3年は、マイペースでチャレンジし続けたいと思います。

写真-12
ゴール後、公園には気球が登場していました。

磐梯高原猪苗代湖ウルトラマラソン(5)

13 09/20

猪苗代湖を1周65kmして、残りの距離35km分を折り返して100kmにするこのウルトラマラソン。
3年目に一度出て、コースの雰囲気や距離感を覚えていたことが、
吉と出る場合もあれば、凶と出る場合もあるようで。

折り返しであるホテルリステルに戻るまでの間は、緩やかな上り坂になっています。

…もう、そこが辛くて辛くて、、、足が動かない。
こんなに遠かったっけ、、、と心も折れていました。

SW1hZ2U1MTJ-MDBc4w3年前はゴール寸前のこの地点から車に乗ってリタイアしたところ。。。

今回はまだ折り返しの65キロ地点までついていないのに、
もう、ここには戻ってこれないかも、、なんて思ってしまいました。

本当に、心が弱くてどうしようもありません。

それでも、同じように、ゾンビのごとく、歩くようなペースの方がいるので、
泣きながらよろよろとついて行き、なんとか折り返し地点に戻ってきました。

3年前は、ここが第一関門で、
関門時間が13時半だったのが、14時になっていたところで、
大パニックおこしたのですが、
(そのときの様子はこちらから。
http://www.zkaiblog.com/obstaff/24595 )

今回は、ココの関門はなし。だから、止められることはないんです。

…けれど、私の前にいた、ピンクのゼッケンをつけた2人のランナーは、
もう、ゼッケンを外してレースを辞めていたのです。

私も、本当に辞めたいと思いました。

というのも、ここについた時点で、13時10分くらい。
第一関門73.5km地点の突破時間まで20分しかありません。
8.5キロを20分。
絶対に間に合わない、、、

でも、でも、もしかして、3年前も関門時間が予定より伸びたりしていたから、
もしかして14時になっているかもしれない。

とにかく、できるところまで走ろう、と思いなおし、トイレに行ってから
スピードは上がらずとも、先に足をすすめました。

でも、今度はゆる〜い下り坂で、これが本当に足にひびきました。
前太ももが、本当に痛くて痛くて、、、
ああ、足が全くできていなかったんだなあ、あんなに夏の間走ったけれど、
やっぱり付け焼き刃だったんだなあと、
本当に情けなくって、、、

けれども、折り返すのは、100キロのランナーだけなので、
すれ違うランナーは応援してくれる人も多く、、、

スタート前にあった、RUN塾でお世話になっているかりん先生にもあって
「行けるところまでがんばれ!」と声かけてくださって、
本当に嬉しかったのですが、
「もう、足がヤバいです」と泣き言しかいえない自分、、、

上りも下りも走るとはとうていいえない、
そして普通に歩くのよりも辛いスピードで、
折り返してから3キロ手前にある給水所までも、なかなかつかず、、、

もう、第一関門地点まで行くことさえ無理かも、、、と、
たまらず、
ラン友さんに電話をしました。

泣きながら「もう走れない」と、、、

いま、発信履歴を確認したら、13時46分で、
2キロ進むのに35分以上かかっています。。

もう、どうしようもないです。

そのときは「旦那がハーフで戻ってくるはずだから、その折り返し出戻って来たのと一緒に走ってゴールに戻る」と、いうのが支えで、
そこから前に進みました。

ちょっと話をしたら、少し気がまぎれたのか、そこから気持ち元気になったのですが、
体はほとんど動かなくて、、、

大きなうきわをした65キロのランナーの方がその先にいたのですが、
「あそこを折り返したなんてすごいよ!」って言われたとたん、
わ〜〜ん、と、また涙が出て来て泣いてしまったり、、、

早く夫に会えないかなあと、すれ違うランナーに注目して進んでたら少しリズムが出て来て、
でも、夫は全くいなくて、、

…とそんなとき、番組で走っているロンブーの亮さんとすれ違って
「がんばってください!」と激励されたりして、、、

うお、亮君がいるなんて、旦那どうした〜〜???
もしかしてもうろうとしてたからわからなかったのかしら、
何て思ったら、しばらくして、とぼとぼ歩いている旦那の姿が!!!

私「どうしたの??」
夫「足がつった、砂浜走ってたら足がぴきっていって、走れない」
私「私も関門が間に合わないの」
夫「なに?またダメなの?」

…こんな会話してたら、少し元気になって、
最初は夫とあえたら、そこから私も折り返してゴール目指そうと思ったのですが、
そこからだったら、ゴール地点までと、第一関門までと距離も同じくらいだったし、
旦那に「またダメなの?」って言われて、
自分、情けないなあと思ったので、やっぱり関門目指すことにしました。

その時点で、もう14時半すぎていたかな? 

私の予想で、第二関門が16時だから、もしかして14時半くらいまでに到着できれば、
その先も走らせてもらえるかもしれない、
と思い、とにかく、志田浜まで14時半までにいこう、いこうと気持ちはあったのですが、
体が本当に動かないのと、
その気持ちも「でもそこからまた、16時まで走る気力はあるのか?」という思いが交錯して、
焦りばかりが募って、息が上がって、涙はボロボロ出るし、、、

すれ違うのは、フルマラソンやハーフマラソンの元気なランナー、65キロをマイペースで進んでいるランナーも多く、
みんな、自分たちのペースで自分たちのレースをやっているのに、
な〜んで私はこう、気持ちも体もバラバラなんだろう、
しかも、3年前よりも早い時間で終わりになりそうで、
情けなくて情けなくて、、、、

電話がなっているなあと思っても出れず、
でも着信見ると応援に来てくれてたランともさんで、
ああ、もしかしてまだどこかで待っていてくれているのかもしれない。
もっとがんばらなきゃと思うのですが、

ここからもうすぐで志田浜だ、という地点に出ても、
ちっともちっとも進まないんです。

気がつくと時間は15時近く。
15時じゃあ、第一関門についても絶対にその先は走らせてもらえない、
と思ったらもう、本当になさけなくて、、、

ラン友さんに電話
私「志田浜につかないの(涙)」
友「志田浜にいるよ、待ってるよ」
その電話して10分くらい、やっとついた第一関門志田浜。

両手を広げて友達がいてくれて、ほっとして、
でもそこはゴールじゃないんだって思ったら
号泣しちゃいました。。。

15時3分くらいだったかなあ。
関門時間を見ると、14時30分とありました。

やっぱりなあと、納得の自分、でも15時すぎてちゃどうしようもありません。

10時間ちょっと、73.5キロで、私の二度目のウルトラチャレンジは終了してしまいました。

3年前は、自分に負けたっていう思いしか残らなかった100キロでしたが、
今回は、、、なんだろう、「完走したかったよお〜」という思いでいっぱい、
悔しさいっぱいのレースでした。

100キロは、すっごいすっごい壁です。

ずっと、自分は長い距離をゆっくりしたペースで走るのは好きだし得意だって思っていたけれど、実はそうじゃないのかも。
私、ウルトラマラソンに向いていない、と初めて思ったレースでした。

そして、改めて100キロ走るなんて尋常じゃないし、
3年前、97キロ走れた自分はすごかったんだなあって思えました。

3年前は、そんなこと一粒も思わなかったんですけれどね。

そう思えただけでも、今回チャレンジしたかいがあったのかもしれません。

磐梯高原猪苗代湖ウルトラマラソン(4)

13 09/20

さて、ウルトラマラソンリタイアレポート、
やっと50キロ、半分まできました。

…でも、100キロウルトラマラソンって、50キロが半分ではありませんよね。
フルマラソンでも、30キロ、35キロからがフルマラソンっていわれるくらいですから、
100キロの半分、50キロなんて、余裕を持って通過しなければならないのですが、、、

50キロを6時間切るタイムで通過した自分、
順調、順調〜なんて思っていたのですが、
冷静に考えたら、全く余裕はなかったんですよね。

3年前は、制限時間14時間だったのが、今回は13時間ですので、
残りは7時間ちょいです。50キロを7時間。
時速7時間ちょっと、キロ8分半ペース。

走っているときは、そんな細かい計算していなくて、ずっと余裕だと思っていたんですけれど、
50キロを過ぎてからちょっと様子が変わって来ました。

平坦な道になったのに、なかなかスピードがあがらないんです。
足もすごく重たくなってきて、、、
給水所やトイレがあると、「ああ、休める」って感じで、
それを心待ちにするようになっていました。
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こんな感じで猪苗代湖を左手に走るのですが、
このあたりから、10時スタートのフルマラソンのランナーにもすれ違うようになりました。

前回3年前のレポートでも、6時間くらい走ったときに、フルマラソンのランナーとすれ違って、どどっと疲れが出た、と書いていましたが、

今回も、、、力をもらえた、と感じられたのは、最初のほうだけ。。。

だんだんだんだん、元気でたくさんいるランナーとすれ違うのがキツくなってきました。

あ、いや!
ランナーはみ〜んな「がんばれ!」「ナイスラン!」「すごい!!」って声かけてくれるんですよ!!

そして、私と同じ方向に走っているランナーも、それに答えて「ありがとう!」「ナイスラン!」なんて、エールの交換しているんですよ。

…私も、そうやっていました、最初は。。。。

けど、、、本当にどんどんどんどん辛くなってきて、、、

がんばっているのに、進まない!
フルマラソンの方達よりずっとずっと遅いペースの自分!
ちっとも笑顔になれない自分!

も〜〜こんな自分いやだ〜〜辛すぎる〜〜〜

って、1人泣きながらラン〜〜

泣きながらって自分どんだけ??
落ち着けよ〜〜って思うんだけれど、
涙が止まらない、、、

…どうも、私は6時間通過すると、頭おかしくなるみたいです。
脳内物質の問題かしら?? 
ドーパミンが異常に出過ぎるのか、セロトニンが過剰なのか、
はたまた疲れすぎて足りないのかなんなのか、、、

息もなんだか、過呼吸気味になっていて、ペース全くあげていないのに、ひっくひっくしていて、、、

ちょっとすると、「泣いている場合じゃない!」ってなるんだけれど、
落ち着くとまた、泣き始めて、、、の繰り返し。。。

1235030_514111635348406_1594501381_n写真はラン友さんが撮ってくれたんだけれど、
この時全く余裕無し〜〜
時間は、11時34分くらいだったかな?
50〜55キロまでの5キロ、45分くらいかかっちゃっている。
キロ9分じゃん、、、って思ったら、もう〜全く余裕無くて、
「写真撮ってあげるよ!」「ほら、ぶどう食べて!」
って、一生懸命もり立ててくれる彼女にも、十分お礼いえない。答えられない。

…もう、そんな自分がいやでいやで、、、
でも、ここからホテルリステルまでの10キロ、65キロ地点
そして折り返して、第一関門までの18.5キロ、73.5キロ地点まで、
2時間弱で走らなきゃいけないと思ったら、
全く全く余裕なくって、、、

わああ〜〜〜〜〜〜私はまた完走できないのかよ〜〜〜って思ったら、
自分に猛烈に腹が立って来て、またまた号泣ラン〜〜

…だ〜か〜ら、泣いている暇あったら走れよ、落ち着けよって感じなんですが、
暴走し始める自分とまらない、暴走ったって脳の話で、実際は全然走れないし。。。。

折り返しての関門である志田浜エイドについたとき(大体57キロくらいかな?)
たくさん食べるものもあるし、本当ににぎやかなエイドなんですけれど、
全く余裕ない自分、
頭に水だけかけてもらって、ワンワン泣きながら走り出しました。

…冷静に考えて、ここで、折り返しの関門時間確認しておけばよかったんですけれど、
やっぱりおかしくなっているんですね。。。
薬でも飲んだ方がいいのかもしれません。。。

関門がどうであれ、ココを次には13時半までにこないと、自分は完走できないんだって思い込んで、とにかく先へ先へと気持ちだけが先走りです。

…けれど、、、ここからホテルリステルが本当に遠かった、、、

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これは3年前の写真、志田浜のエイドから過ぎた道から見える磐梯山ですが、
ああ、この風景覚えている〜〜すっごい辛かったんだ〜とか思い出し、
そのとき「ここを、もう一回戻ってくるなんて、無理かもしれない」
と思ってしまったんです。。。

気持ちはすごくあったのですが、今回、足が思った以上に動かなくなっていました。
なんか全く忘れていた、動かない足とのつき合い方、、、

初めてフルマラソンを走った大学生時代、ホント20年振りの感覚、、、

きっと、三年前のウルトラのときだって、こんな風に足動かなかったはずなんですが、
そのときのことは全く忘れていて(3年前は動いていると思い込んでいた)
動かない足と、制限時間の迫る間と、
距離感がわかっているだけに、遠いってことを覚えているからだと心があって、
進めなくなってしまいました。。。

それでも、今回すすめたのは、12時スタートするハーフの部に、
夫が出場していたこと。

12時スタートの夫が走り終えるころまでは、私も走っていなきゃ。
このまま進んで行けばどっかで会えるはず〜〜って思いながら進みました。

やっとすれ違ったときは、12時28分くらいだったかな?
折り返し65キロ地点まで、残り5キロの表示を少し過ぎたところだったので、
61キロ地点くらいかな? ハーフの夫は4キロちょっとかな?

もう5キロ55分くらいかかってる、、、

夫はニコニコと大勢の人(たぶんそこに、ロンブー亮くんもいたはず)と走っていて、
楽しそうでしたが、
私が「もう関門間に合わないかも〜〜」って半べそで行ったら、
すれ違ったみんなと大笑いで「とにかくがんばって!」とめっちゃ笑顔。。。

ふええ〜〜情けない、、、でもとにかく進みました。
歩いているみたいなスピードで走りながら。。。

…もうこの先はダメな自分しかないのですが、長くなったので続きは(5)へ、、、

…だんだん辛いレポートになってきました。。。